ORIGIN
この記事の出どころ
この記事は、2024年9月18日に配信したメールマガジンをもとに、ツバメディア編集部が再構成したものです。公開日は配信日に合わせています。
件名は「注意して。偽サイトで◯◯円 無駄にしたバカな日本人がここにいます。(悲)」でした。シンガポールからマレーシアへ陸路で入る日の朝に配信したものです。
メールマガジンにあった挨拶、告知、書籍やSNSの紹介、商品の案内、宿泊先や取引先の固有名詞、および個人名は落としてあります。

入国の申請を、偽のサイトでしてしまいました。
料金を払い、決済も通りました。そのサイトは、公式ではありませんでした。
入国申請は、無料です。
シンガポールに入る前に、電子的な入国カードの提出が必要でした。
検索して、上のほうに出てきたサイトを開きました。見た目は整っていて、案内も日本語でした。フォームを埋めて、手数料を払い、決済完了の画面が出ました。
あとで知りました。この申請は、公式サイトなら無料です。
私が払ったのは、公式サイトに入力を代行するだけの、第三者のサービスへの料金でした。違法ではないのかもしれません。ただ、公式だと思って払った私にとっては、無駄になったお金です。
金額は、書きません。書くと「その程度か」あるいは「そんなに」という話になって、本題からずれます。
なぜ、引っかかったのか。
あとから自分の手順を振り返りました。
急いでいました。出発前日で、他にもやることがありました。
検索結果の上のほうにあったので、公式だと思いました。上に出ているものが公式だ、という思い込みです。
日本語だったので、安心しました。海外の政府サイトが日本語で整っているほうが、むしろ珍しいのに。
そして、料金が出てきた時点でも疑いませんでした。「手数料がかかるものなんだろう」と思ってしまった。
4つとも、いま並べれば分かります。そのときは、ひとつも引っかかりませんでした。
サイトのURLは、書きません。
この話を書くときに、迷いました。具体的なURLを出したほうが、読む方の役に立つのではないか、と。
でも、載せません。載せた瞬間に、それが誘導になります。私の記事を読んだ方が、うっかりそこへ飛んでしまうかもしれない。それでは逆のことをしています。
代わりに、私が今やっていることを書きます。
政府の手続きは、必ずその国の政府ドメインから入るようにしました。検索結果からではなく、大使館や航空会社の案内ページを経由します。
そして、「無料のはずのものにお金を求められたら、一度止まる」。この一行を自分のルールにしました。
この失敗を書いておく理由。
恥ずかしい話です。しかも、燕の巣とは何の関係もありません。
それでも書くのは、この日の私が、まさに「情報を確かめずに信じた」人間だったからです。
見た目が整っていた。日本語だった。上位に出ていた。この3つで信用しました。中身を確かめていません。
いま私は、燕の巣について書く側にいます。ツバメディアは、見た目が整った情報を疑ってくださいと言っている媒体です。
その私が、あの日はいちばん簡単に引っかかりました。だから、この記事はここに置いておきます。
そして、この日の午後。
決済の件でうんざりしながら、私はマレーシアへ向かいました。
2024年9月18日、私は初めてバードハウスに立ちました。
そして、そこで Eric さんに会いました。
DISCLOSURE
このコラムについて
ツバメディアは、日本伴照株式会社が運営しています。私はその代表取締役であり、リアン株式会社の代表も務めています。2026年9月1日より、株式会社キュアレの代表にも就任しました。中立な第三者ではありません。
このコラムは、客観報道の記事として書いていません。一人称の見聞きとして書き、事実として確かめたことは編集部の記事に分けています。そして、自分が過去に間違えて書いたことは、注を付けて残します。
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